特許権は、独占禁止法の例外として認められた強力な独占権です。 しかし、いかなる場合にもその効力を認めてしまうと、産業政策上好ましくありません。 したがって、特許権の効力は、一定の場合には制限されることになっています。 &・・・
「特許」の記事一覧(5 / 7ページ目)
外国の特許権者から訴えられた場合
あいぴーの会社は、外国で特許権を持っている権利者から訴えられてしまったようです。 あいぴーは、ドイツで特許が成立している製品を日本で製造販売しています。 さて、この行為は特許権の侵害になるのでしょうか。
特許権を侵害されてしまったら
自社の特許権が侵害されたら、ついカッとなってしまいます。 しかし、そんなときこそ冷静になって適切な対応をしたいものです。 訴える側が常に正しいとは限らないからです。 間違って、特許権を侵害していない人を訴えたりしないよう・・・
特許を買い取りたいと言われたけれど
特許は財産的権利ですので、売ったり貸したりすることができます。 したがって、他社から譲渡の申し出を受けることもあります。 自社で活用できていない特許権なら売ってしまってもいいのですが、もしかしたらその特許権、買いたたかれ・・・
特許出願中の発明のライセンスを受けたい~仮通常実施権~
まだ特許出願中で特許権の設定登録を受けていない発明について実施をしたい場合に、特許法的に安全にライセンスを受けられる方法はないのでしょうか。 以前はそのような規定はなかったので、特許出願中の発明を実施する者の権利は不安定・・・
パテントマップを作る
特許や技術のことを人に説明するときに便利な方法はないのでしょうか。 また、競合のなかで自社の位置づけをひと目でわかる表はできないのでしょうか。 そんな悩みを解決する方法があります。 パテントマップは以下のサ・・・
共同発明になるかならないか
友達や他企業の研究員等と一緒に共同で発明をする場合があります。 その場合、生まれた発明は共同発明となりますが、必ずしもいつも共同発明になるとは限りません。 では、どのような場合に共同発明になり、どのような場合に共同発明と・・・
ダブルパテントとは~特許法39条~
特許法の原則に二重特許(ダブルパテント)の禁止というものがあります。 これは、同じ発明について二重に独占排他権である特許権が成立してしまうと不合理だからです。 特許法の基礎ですが、重要なこのダブルパテントについて学びまし・・・
拡大された先願の地位
現実の問題としてよりも(?)、弁理士試験問題として重要な特許法29条の2。 この規定は複雑で国際出願などが絡んでくると条文集を何度もめくることになります。 頭の体操にもなりますので、実際に図を書いてみてください。 経営者・・・
競合が特許出願した場合に注意すべきこと
ライバルが特許出願をした、と聞くと内心穏やかではないでしょう。自社の事業の実施が制限されてしまうかもしれないからです。 しかし、ライバルが特許を取ったとしても、自社の事業活動の全てが制限されるわけではありません。 どのよ・・・
特許出願前に発明を人に見せてしまった場合の対処法[新規性喪失の例外]
発明を完成させたら、すぐにでも人に見せたいと思うことでしょう。 しかし、特許出願前に他人に発明を見せてしまうと、特許を取れなくなってしまうのです。 ・・・といっても見せてしまったら絶対にダメだというわけではなくて、一定の・・・
拒絶理由通知が来たら
「拒絶」という言葉からは冷たい印象を受けます。 しかし、日常語の「拒絶」とちがって、特許出願における「拒絶」はそれほど怖いものではないので、臆せず対応をしてください。 拒絶理由通知(特許法50条)は来るのが当たり前、来た・・・