今、SEは人材不足気味です。そのため、転職したいと考えた場合、大した苦労をしなくても簡単に就職先を見つけられてしまうようです。

しかし、売り手市場だからこそ、転職時にはよく考えましょう。
転職を繰り返すほど年収がアップするなんて思いこんではいけません。

「次の場所も嫌だったらまた転職すればいいや」
そう思って転職を繰り返すとどんどん収入が減っていってしまいます。

そして、年齢が高くなると、SEといえども転職はできなくなります。

もし、SEは残業が多すぎて人間らしい生活を送れないと思っていたとしたら、別業界にSEとしての経験を活かして転職してみてはどうでしょうか。

 

たとえば、特許(知財)業界です。

 

たまに弁理士志望のエンジニアさんとお話したりするのですが、彼らは
「弁理士の平均年収は800万円近くありますよね。未経験でも特許事務所で働けますか?」と質問してきます。

これに対しては、年齢が35歳以下なら可能です。とお答えしています。

 

ただ、もちろん特許事務所に転職しただけでいきなり年収がこんなにあがるわけではありません。

 

まずは特許事務所に「特許技術者」として未経験枠で雇ってもらいます(このときの年収は400~500万円程度が平均でしょう)。

経験を積めば特許技術者でも年収1000万円近くになります。

 

弁理士資格を持っていると実力次第では年収2000万円を超えることも珍しくありません。
(実力があっても特許技術者のままだと年収は1000万円程度が限度です)

 

特許事務所では実務が出来る+弁理士資格を持っていることが重要で、この要件さえ満たしていればかなりの高収入が期待できます。

内容的にはかなり頭を使い、しんどいとは思いますが、SEよりはよいかもしれません。

 

このままSEとを続けて大丈夫なのだろうか・・・と将来に不安を覚えたら、特許事務所のドアを叩いてみるのも良いかもしれませんね。

 

教育体制の整っている特許事務所なら実務も教えてもらえますし、弁理士試験の勉強をする特許技術者には試験休みを取らせてくれたりと様々な優遇措置を取ってくれるところもありますよ。

 

もちろん、いきなり知らない特許事務所に履歴書を送りつけるよりは、まずは情報が必要だと思いますのでお気軽にお問い合わせください。

あなたと似たような経歴で弁理士になった方をご紹介できるかもしれません。