転職をする際には、仕事を続けながら転職活動をした方が圧倒的に有利です。しかし、既に職歴に空白期間(ブランク)がある人もいるでしょう。
理由は人によってそれぞれ違うでしょうが、採用側の人は、長いブランク(6ヶ月以上)がある人を採用するときに躊躇してしまうようです。
しかし、理由さえしっかりしていればブランクがあっても、転職に成功できます。
無職の人は気持ちに焦りがあるため不利な条件で契約してしまいやすいのですが、そんな勿体無いことはしないでください。
ここで、ブランクありの人が転職に成功するコツを掴みましょう。
ブランクありの人が転職に成功するコツ
8割以上の人は現在の仕事を続けながら転職活動をしますが、2割近くの人が現在の仕事を辞めてから転職活動を行います。
その場合、職歴に空白期間が生じてしまうので、面接の際に、「仕事をしていない間、何をしていたのですか?」と必ず質問されます。
これについてはできるだけ正直に答えるべきですが、悪い印象を持たれるような答え方をすることは絶対に避けましょう。
一番悪いのは、「転職活動が上手く行かず(=どこにも採用されず)仕事を探し続けている」という答えです。
どこにも雇ってもらえない人材をわざわざ拾ってあげたいと思う会社は少ないのでこのような理由を答えることは避けましょう。代わりに、別の当たり障りのない答えをしておきましょう。
たとえば、「資格試験の勉強をしていました」「業界について勉強していました」というようにです。
よくある言い訳のような理由に「親の介護をしていた」というものがありますが、本当でない限り20代30代前半の若い人は口にしないほうが良いでしょう。
ただし、「育児をしていた」というのは小さい子供がいるのなら男の人でも使える理由です。これについてももちろん本当に育児をしている必要がありますが。
本当に育児をしている人かどうかは少し話しただけでバレます。
なんちゃってイクメンは妄想で話をするので採用担当者が育児経験者の場合、厳しい目で見られる可能性があります。
以前の会社との契約を理由にする
前職が研究開発部のようなところの場合、2年以上経過すると最新技術に追いつけなくなることからブランクの存在が転職に不利に働くことがあります。
しかし、以前の会社と「同業他社への転職を○年間禁止する」旨の契約を結んでいた場合、その契約をブランクの理由として挙げることができます。
ブランクがあっても気にしない、未経験者歓迎のところへ行く
ブランク有り歓迎!という求人も中にはあります。
ただし、そのようなところでは、足元を見て、給与を低く設定し、労働時間が長い可能性がありますので、転職する前にしっかりと下調べをしましょう。
資格試験の勉強をしていたことを理由にする
ただプラプラしていたのではなく、自分の能力を高めるために頑張っていたということをアピールするのも良いでしょう。
ただし、弁理士資格を取得するために勉強に専念していたということは、特許事務所なら通用しますが、企業の知的財産部の場合はそれほど良い印象を持たれないことが多いようです。知財部の仕事は並行して様々なタスクをこなしていかないといけないため、一つのことにしか集中できない人はマルチタスクをこなせない人材という印象を持たれてしまうためです。
企業知財部へ転職したいのなら、「弁理士資格をとってから」という考えは捨てて、今すぐに転職活動を開始すべきです。
弁理士試験に合格するまで無職でいると、資格は取れても知財部で働ける可能性はかなり低くなります。
ただ、完全に知財の知識が無いのも困るでしょう。
ですから、知財の勉強をしたことのない人は、予め知財の知識を身につけておいてください。
知財部で使われる用語がチンプンカンプンということはなくなりますから。
知財の知識にプラスして語学力があると良いでしょう。
特許翻訳の勉強をしても面白いかもしれませんが、あまりのめり込むと目標がブレるのでほどほどに(笑)
育児をしていたことを理由にする
育児に理解のある会社なら、悪い印象を持たれる心配はないでしょう。
なお、男性で育児をしていたことを理由に挙げて面接に合格した人もいるようです。
さて、ブランクがある人が転職に成功するコツを述べてきましたが、上記の方法をとってもうまくいかない人もいるかもしれません。その場合には、パートで働くという方法も視野に入れてこれ以上のブランクを作ることを避けたほうが良いかもしれません。
特許事務所で将来的に正社員になることを目標にまずはパートからでも良いので仕事をしてみたいと考えている方は私にお問い合わせくださっても構いません。
お気軽にご連絡ください。