良い大学に入ったのに就活に失敗し有名企業に入れず、知名度の高い大企業社員へのコンプレックスを抱えている人は一定数います。
そんな人がコンプレックスを払拭するにはどうしたらよいでしょうか。
一つには、考え方を変えるという方法があります。
今の自分を肯定し、成しえなかったことについて思い悩むことを辞めます。
これは、良い方法ですが、若い人には向きません。
なぜなら、そのような達観した状況になれるのは、諦めざるを得ないほどの年齢(40歳以上)になった場合等限られているからです。
若く頭脳に自信がある人ほど諦められません。
では、どうしたらよいか。
解決策としては、大企業への転職活動が考えられます。
しかし、就活に失敗した人が転職活動で大企業に入れる可能性は非常に低いといえます。
そのため、ワンクッション置きます。
たとえば、難関資格に合格し、資格を活かして転職します。
ここでいう難関資格とは、会計士資格や弁護士資格です。
特に、弁護士資格を持っている場合、企業法務で働けます。
弁護士事務所で働くのも良いでしょう。
ただし、社会人が弁護士資格を得るには多大な時間とお金がかかります。
そこでお勧めなのが弁理士資格です。
弁理士は法科大学院への入学は必要なく、安価に資格を取得できます。
そして、弁理士資格があれば、大手企業の知財部に転職できる可能性が高まります。
ただし、資格だけでは不十分なので、その前に特許事務所へ転職し実務経験を積んでおく必要があります。
ここで注意したいのは、どんな特許事務所でも転職できれば良いというわけではないということです。
きちんとした指導を受けて、大企業で働けるだけの力をつける必要があります。
ここからが問題なのですが、大企業から人気の特許事務所の弁理士は必ずしも指導者として優れているとは限らないという点です。
彼らは天才であり、凡人とは異なります。
なので、凡人の気持ちがわからず指導がうまくできないことはよくあります。
だからといって能力の低い弁理士から指導を受けても一流の弁理士にはなれません。
ではどうすればよいかというと、①良い明細書を書き、②指導が上手い③自分と相性のよさそうな弁理士のいる特許事務所へ転職すればよいのです。
といってもこれだけ条件を挙げると転職は困難です。
それでも必死で探し出してきて実務経験を積む必要があります。
良い特許事務所へ転職できれば、あとは弁理士試験に合格するだけです。
数年がかりの大変な下積み時代が続きますが、合格すればコンプレックスを払拭できます。
その頃には一生弁理士として生きていこうと思えるだけの自信がついているでしょう。また、大企業へ転職する力もついています。
どこでもやっていけるだけの力と自信がついたならば、自由に働くことができるでしょう。
もし大企業コンプレックスに悩んでいらっしゃったら、同じような人から相談を受けてきた我々が相談相手となりますのでお問い合わせください。
弁理士資格を得るための受験予備校の選び方や合格のコツ、良い特許事務所選定の方法等もお伝えいたします。