会社を辞めようかどうか、悩んでいますか?
 

分かります。今まで私はそんな人たちからたくさんの相談を受けたことがありますから。

そういう相談をしてくる人たちは、だいたい、

 

・年収がすごく高いというわけではないがお金にはそれほど困っていない。

・他にやりたいことがある。または、今やっている仕事は天職ではない気がする。

・自分の腕で食べていく力をつけたい。

・家族がいるから仕事を辞めるわけにはいかない。

・人間関係が面倒

 

というケースがほとんどでした。

 

 

・激務で残業時間が100時間を超えていて身体を壊しそう。

・パワハラ・セクハラを受けていて我慢の限界。

 

という今すぐ会社や特許事務所を辞めるべき人とは違います。

 

大きな不満が無い代わりに、仕事の充実感も無いのです。

自分には他に何かできるのではないかと考えてしまいます。
これが本当に自分のやりたかった仕事なのかと悩んでしまうのです。
仕事に大きな不満はないけれど、もっと「やりがい」を求めても良いのではないかと考えてしまいます。

 

だから、悶々としながら日々仕事をすることになります。

 

こんな人の採るべき方法は、置かれた状況によって変わってきます。

 

独身の場合

まず、独身だったら、

思い切って辞めてしまう。

 

というのもありだと思います。

 

特に、やりたいことが明確な人なら「どんどんやれ!」という感じです。

 

やりたいことはあるのだけど、簡単には達成できないを抱いている人の場合は、「仕事で忙しくてできない」という言い訳を自分にさせないためにも仕事を辞めてしまうのは良いでしょう。

ある意味背水の陣です。

 

もしも夢を達成できそうならその道を突っ走ればいいのです。

 

しかし、もしこの期間に何も成し得なかったら、「自分にはそれが向いていない」ということがわかったので諦めもつくでしょう。

 

夢を達成できないのは今の仕事のせいではない」ということを知ることが出来ただけでも大収穫です。

 

確かに将来的には不利益を被らないとも限りませんが、思い切って辞めてしまっても悶々と過ごす時間が減るだけ前進しています。

 

それに、一度会社を辞めたくらいなら、転職も意外と大丈夫です。

言い訳はどうとでもなります。

 

「短期的に集中して英語(資格試験、etc・・・)の勉強がしたかった」
とでも言っておけば良いでしょう。

 

たとえ、プロゲーマー(プログラマーじゃないですよ)を目指してオンラインゲームにハマっていただけだったとしても・・・。

 

数ヶ月間何もしないで充電しておくのも良いかもしれません。

 

何ヶ月も昼間から遊び呆ける生活をしていると、ある日突然

「何してんだ俺!?」
と目覚める日が来るかもしれません。

 

すると、過去の自分がどれだけ社会的に恵まれていたか気づくことになります。

 

今現在苦しみながら働いている人からみたら

「ふざけんな!!」

と怒りたくなるような生き方ですが、これくらいの経験なら一度はしておいても良いでしょう。

 

ただし、この技が使えるのは一度きりです。

二度も同じ手が通じるほど世間は優しくありません。

 

ですから、次に転職するところでは、起業する等明確な目標が無い限り、骨を埋める覚悟で面接を受けに行きましょう。

 

このように、「一度は自分探しのための退職が許される」のですが、真面目な人ほど思い切って辞めることなんて怖くて出来ないでしょう。

 

そんな人は、余暇を充実させることに時間を割いてみてはどうでしょうか。

 

プライベートが充実すると、仕事とのメリハリがつき、やる気が出るという人も多くいます。

仕事が趣味という人もいるでしょうが、ずっと仕事だけではしんどいものです。

 

そこで、テニスでも将棋でも自分が好きなものに没頭するのです。
料理教室に通うのも良いかもしれません。

上手く行けば趣味を通じて彼氏や彼女が見つかるかもしれません。

合コンで目をギラギラさせた人たちと出会うよりも趣味の世界で出会ったほうが打算なく付き合えそうですしね。

 

家族がいる場合

独身ではなく結婚している人の場合は「思い切って仕事を辞める」という方法はなかなかとれないと思います。

 

特に一家の大黒柱である男性ほどその意識は強いでしょう。

 

この場合でも、ある程度の貯金があり、配偶者の了解さえとれれば、仕事を辞めてしまうのもありだと思います。

よく「嫁ブロック」なんて言葉を聞きますが、きちんと話し合えば奥さんも理解してくれるはずです。

 

基本的に女性は相手に共感する生き物なので、好きで結婚した相手が苦しみながら仕事をしていることを喜んだりしません。

もし妻が夫の退職に反対するとしたら、それは、「貯金が少なくて子供と一緒に露頭に迷うことになる」という現実的な心配がある場合でしょう。

 

「このまま仕事をしていて良いのかわからない。苦しい」という甘く見えるような退職理由でも意外と女性は受け入れてくれるものですよ。

 

ですから、結婚している人でも会社を辞めようかどうか悩んでいるのなら、まずは配偶者に相談すべきです。

奥さんが働いて主夫として数ヶ月過ごすというのも楽しいかもしれませんよ。

 

しかし、男のプライドとしてそれは許せないという場合は、家族で楽しめる趣味を見つけるのも良いかもしれません。

家族で週末はアウトドアでバーベキューなんて素敵ですよね。

 

まとめ

会社を辞めようかどうしようかと悩んでいる人は、何かのきっかけがない限り、ずっとその悩みを持ち続けることになります。

それならば、いっそのこと、思い切って辞めてしまえば悩みは無くなります。

 

そして、会社を辞めて暇になった期間に何も成し得なかったのなら、「他にやりたいことがあるけど、それが出来ないのは時間が足りないせいではない」ということがわかるだけでも収穫です。

 

なお、転職先が知財(特許)業界なら私も情報提供出来ますのでご相談ください。