あなたの働いている会社はホワイトですか?ブラックですか?

会社名は有名だし服装は自由だし残業無いし毎日ダラダラと仕事をしていればそれなりの給与をもらえるからホワイト?
・・・それ、ホワイトに見せかけた隠れブラック企業です。

隠れブラック企業とは

いわゆるブラック企業とは、パワハラやセクハラが放置され、長時間労働が推奨される企業です。

それに対して隠れブラック企業とは、残業は無い、残業しても残業代は払う、ストレスもない。
ただし、成長も無くつまらないという緩くて飼い殺しにされる企業です。

福利厚生も充実しているので、見た目はホワイト企業です。

しかし、いわゆるブラック企業よりもたちが悪いかもしれません。

お客様からの感謝の言葉も仕事を通じた喜びも達成も得られず、暇を持て余しているだけで生涯を終えることになる危険性を孕んでいるからです。

もしその企業が何らかの理由で倒産してしまった場合、スキルが何も身についていないことから転職はほぼ不可能になります。

完全なブラック企業とは違い、なまじ居心地が良いだけに辞める決断をすることが出来ません。
趣味に打ち込んでいる人にとっては最高の環境なので仕事はほどほどにして人生を楽しみたいという人にとってはずっとしがみつきたい会社です。

隠れブラック企業を辞めるべき理由

若いうちにはスキルアップに努める必要があります。管理職など責任ある地位に就くと、自分のスキルアップなんて考えていられなくなりますから。
スキルアップという点から考えると残業のすべてが悪いわけではなく、独身の間は積極的に残業をしてスキルアップに励みたいという人も多くいます。
そして、その考えは一流を目指す人にとっては正しい考え方です。

痛みなくして成長するなどありえません。
経験を積むには今の自分には荷が重い仕事をこなしていく必要があります。
ときにはミスをして心の痛みを感じることもあるでしょう。上司からの叱責もあるでしょう。
しかし、そこでの学びは非常に大きなものとなります。
スキルがアップするだけでなく精神的にも大人になります。

そこから目を背け、簡単に出来る仕事をこなしているだけでは経験の蓄積はありません。
結果として、10年経ったときには「何もスキルの身についていない中高年」になっています。

 

民間なら1週間で終わる仕事を一か月かけてダラダラとしている公務員もいます。これでは組織も自分も嫌いになってしまいます。
年を取るほど組織にしがみついて、自分はスキルも何も無いのに恥ずかしげもなく高い給与をもらっている人がいます。
部下からは嘲笑されていますが聞く耳無しで自分に意見する部下のことを怒鳴り散らします。

 
仕事は楽ですが、こんな中高年になりたいですか?
こんな中高年が尊敬する目指すべき未来の自分と思えますか?

 

高度な専門スキルを身に着ける努力をせず、毎日漫然と過ごしているだけでは、部下からバカにされるだけの人間になります。
誰にでも出来る仕事をさも大仕事のようにして毎日が過ぎるなんて恥ずかしくないでしょうか。

20代~30代前半の若い人には、このような「会社の一歩外に出たら誰からも欲しがられない人間」を目指してほしくありません。

 

公的機関でも民間でも、ぬるい考えの人ばかりが集まっていると組織は腐っていきます。
バイトや派遣の人たちまでそんな環境にいると数か月もしないうちに考えが毒されます。
「毎日出勤するだけで安定したお給料をもらえる」
このことだけを重視した結果、その組織以外では通用しない贅肉のような人間になってしまいます。

現実の辛さの意味を知ってください。
厳しさと同時に感謝される喜びも知ってください。

ぬるい環境にいる人たちが10人束になってかかっても、民間の厳しさの中で戦っている人には勝てません。

そして、適当な仕事をして楽をしてスキルも成長もない社員ばかりが集まっている会社は、いずれ経営が傾きます。

 

上記の文章は、私の知っている人たちの所属していた企業のことを思い浮かべながら書いた実話です。
彼らは、「このままぬるま湯にいるだけでは自分はダメになる」
そう考え、居心地の良い隠れブラック企業を抜け出し、厳しいホワイト企業やホワイト特許事務所へ転職しました。

ここでいう「厳しいホワイト」とは、有休休暇などはしっかりとれるのでホワイトだが、残業は多く、働いている人のレベルも高く、とんでもなくスキルアップ出来る企業・特許事務所のことをいいます。

隠れブラック企業に比べたら知名度もない企業・特許事務所であることが多いでしょう。

しかし、そこで働いている人たちは総じてレベルが高く、誇りを持っています。

一言でいうと、「カッコいい職業人」です。

若いあなたが目指すべきは、ここです。

ダラダラ仕事をしているだけでお給料がもらえる飼い犬ではなく、自分で餌を取りに行く誇り高き狼になってください。
偉い人にしっぽをふって可愛がられる生き方がしたい人はゆるいブラック企業にずっと在籍すればよいでしょう。
他人にどんな陰口を叩かれようが無視すれば良いのです。

でも、口先のおべっかという嘘をついてまで自分の評価を高めようなんて思わない、自分の腕で食っていきたい、自分に自信を持ちたいと思う人は、今のゆるい環境を抜け出してください。

自分の腕一本で食べていこうと思ったら、弁理士なんて最高の職業です。

高度な専門スキルが必要とされるが故に、高いスキルを持った弁理士は重宝されます。

弁理士の仕事内容等については他で書いているので説明は省きますが、もしあなたがスキルが身につくという真の意味でのホワイト特許事務所に転職したいとお考えの際は、私にご相談ください。

この記事に出てきた人たちの話をもっと具体的にお伝えすることができます。ぜひ参考にされてください。
弁理士として、あなたのような高い精神性を持った方が特許業界に来ることを嬉しく思います。