40代女性、既婚、子供あり、資格無し、未経験。
こんな状態だと、「手に職なんて難しい。厳しいに違いない・・・」と思ってしまうかもしれません。

 

実際、転職活動をしてみたものの、上手く行かないと悩んでいる方もいることでしょう。

 

しかし、あまり知られていないだけで、良い仕事はあります。

もちろんスーパーやコンビニのレジ打ちのような仕事ではありませんよ。

わりと楽な仕事なのに給与は高めで、それでいてマイナーなので知られていない仕事です。

その仕事とは、「特許事務」です。

 

特許事務なんて聞いたこと無いかもしれませんね。

特許と聞いても東京特許許可局くらいしか思い浮かばないかもしれません。

 

特許事務とは、弁理士の仕事の補佐をする仕事です。

 

弁理士という職業も聞いたことが無いかもしれませんね。

 

名前が弁護士に似ているから弁護士みたいなもの?と思われたかもしれません。

完全に間違いではありませんが、ちょっと違います。

 

まあ、一言で説明するなら「理系の弁護士」かもしれませんが・・・。やっぱりちょっとずれています。

 

基本的には弁理士の仕事は特許明細書と呼ばれる特許出願書類を書くことです。

 

弁護士資格や公認会計士資格に並ぶ難関国家資格です。
そのため年収も高いです。

 

多くは男性ですが、女性もいます。

 

特許事務は、この弁理士の仕事を補助します。

 

そのため、普通の事務員よりは少しだけ知的財産に関する法律に詳しくなくてはいけません。

 

しかし、最初のうちは法律は知らなくても仕事をしながら覚えれば良いので未経験で特許事務を始める人も多くいます。

 

離婚問題などを扱う普通の法律に比べて抽象的でわかりにくいので、苦手という人も多いかもしれません。

しかし、知的財産というものは現代においては非常に重要なものであり、知的財産関係の訴訟も多く起きています。

 

ドラマなどでは弁護士やパラリーガルはよく出てくるので人気がある仕事ですが、弁理士自体がマイナーなので、弁理士を補助する特許事務という仕事もマイナーです。

 

しかし、それゆえに競争率が低く、穴場の職業なのです。

 

事務職なので体力もいりませんし、子育て中のママや、子育てが一段落して仕事に復帰したいブランクありの女性にも働きやすい仕事です。

 

特許事務としての経験はなくとも、事務経験があったり、またはコミュニケーション能力の高い人なら40代でも雇ってもらうことは出来ます。
どんな仕事でも基本的には若い人のほうが年齢的に有利なのですが、人間的に優れている人は事務職では雇ってもらえます。

 

未経験無資格で良いと書きましたが、基本的なビジネスマナーとパソコンスキルくらいはあったほうが良いでしょう。他には特筆して求められるものはありません。

 

仕事内容は最初は戸惑うことも多いでしょうが慣れれば難なくこなせるはずです。

 

一般事務に比べ、ミスが許されず時間厳守なのでその点は厳しいのですが、高収入であることを考えると妥協できる範囲でしょう。

 

子持ち女性の事務職というと法律事務所や行政書士事務所、一般企業の事務職を狙う人が多いのですが、今回ご紹介したように、特許事務という仕事もなかなか良いのでぜひ検討してみてください。

 

ただ、最近は競争率が上がってしまっているようです。

 

ご自身の経歴とのマッチ度を知りたい場合にはお問い合わせください。