給与が上がらないという悩みは人に言いにくいのですが、多くの人が抱えている悩みです。

 

もう何年も働いているのに給料が上がらない。同僚は上がったのに・・・。

精一杯やっているのに給料が上がらないのなら副業でもした方が良いのだろうか。

 

そんな風に悶々と考え続け、低い給与がストレスとなり、余計仕事のパフォーマンスが低下するという悪循環に陥ります。

 

しかし、悩んで時間を無駄にするよりも、なぜ給与が上がらないのかを客観的に認識し、ぜひ給与がアップするようにしてください。

以下、給与が上がらない原因と対策を述べます。

 

給与が上がらない原因と対策

1.そもそも給与が上がる理由を理解していない

たくさんの売上を上げて会社や事務所に利益を与えれば、その人材は昇進したりボーナスを貰ったり、何らかの形で恩恵を受けることになります。

そして、長い目で見ると、たとえ同期入社でも給与に差が出るのは当然です。

それを、「あいつと俺は同期なのになぜあいつだけ・・・」
「あの子は上司に色目を使っているから贔屓されるんだわ」
と思い悩むのは間違っています。

確かにイジメをして一人だけえこひいきをするような上司もいるかもしれませんが、給与が上がらない場合は何かしら自分に原因があると考えなければいけません。

そして、出来る限りの努力をするのです。

 

それでも状況が改善しない場合は外部に原因がある可能性がありますが、まずは自分の仕事ぶりを客観的に評価してみてください。

 

2.生産性が低い

会社にもよりますが、基本的に高い成果を出した人には高い給与を払いたいと思うのが経営者としての心情です。

ここで、「高い成果」とは「長時間労働」を意味しません。

皆が帰ったのに自分一人だけオフィスに残って黙々とパソコンに向かっていても必ずしも評価はされません。なぜなら、仕事をしているとは限りませんからね(誰もいないオフィスで緊張感を保ちながら業務に関係ない趣味のサイトを見ているだけかもしれません)。

むしろ、定時までに仕事を終えることのできない人は「生産性が低い」人材として低い評価の対象です。

 

したがって、短時間に高いパフォーマンスを出すようにダラダラと働けばいいという考え方を変えなければいけません。

「どうすれば給料が上がるだろう」ではなく、「どうすればもっと会社に利益をもたらすことができるだろうか」と会社側に立った考え方をしてみると、結果として給与があがることになります。

 

3.パワハラに遭っている

上記1,2に書いたように、基本的に給与が上がらない原因は自分にあると考え、会社に利益を与えられる人材になれるように努力すべきです。

 

しかし、会社によっては上司によるパワハラが蔓延し、正当に評価してもらえない場合もあります。
これは、会社の規模に関係なく起こりえます。

特に男性上司・女性部下の組み合わせだとパワハラに加えてセクハラもあり、ストレスで鬱になる女性もたくさんいます。

パワハラもセクハラも許されないことですが、だからといって簡単に改善できるものでもありません。
自殺者を出してしまった企業でも表面的にしか変わらず、相変わらずパワハラとセクハラが続いているといいますし、とても一従業員の手に負えるものではありません。

 

そのため、勇気を出してパワハラやセクハラを告発するのではなく、「退職」という手段を採ります。

これは逃げに見えますが、「積極的撤退」です。

生きるための手段です。

一度撤退してまともなところで戦うのです。

異常な職場ではまともな精神の人間が働いていても壊されるだけです。

もしあなたの給料が上がらない原因がパワハラやセクハラにプラスして正当に評価されないことだったら、転職を視野にいれましょう。

 

世の中にはまともな会社もたくさんあります。

 

転職先がまたブラック企業だったということがないように企業研究は入念に行ってください。